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from SANKANアーカイブ

卒業生との思いがけない再会

2013-07-27
教員コラム 投稿者:【浦坂】


久しぶりに純粋な教員コラムです。

去る7/25(木)、兵庫県立男女共同参画センター・イーブンが主催するセミナーで講師を務めました。与えられたのは「女性の労働経済~気持ちよく働くことのできる社会とは~」という、私にとっては普段あまり扱っていない、苦戦すること必至のテーマでしたが、こういう新たな挑戦ができることや、意識の高い受講生の皆さんとのやり取りが楽しみでもありました。

当日は2時間半という長めの時間が用意されていたので、最初に講義をして論点提示をし、それをもとに受講生の皆さんでグループワークをしてもらった後、全体で議論を深めようと計画していました。受講生は全部で60名くらいだったでしょうか。大半が女性で、非常に熱心に、集中して聴いてくださっているのが、話していてもよく分かりました。

無事に講義が終わり、グループワークまで10分ほど休憩を取った時のことです。まだテンションが下がり切らぬ中、近寄ってきた真面目で誠実そうな男性に声を掛けられました。

「産関の学生でした」
「先生の授業を受けました」

ひえぇぇぇぇぇという感じです(笑)。元教え子が受講しているとはつゆ知らず、想定外の事態に動揺が隠せません。矢継ぎ早に質問して分かったこと。かの男性は1997年度生の池田政光くん。私が同志社に着任した年に2年生で、統計論を受講して、ゼミは中田喜文先生で、同期生には○○くんとか××くんとかがいて......と聞いていくうちに、私のほうもそういえば、そういえば......と次々に想い出がよみがえってきました。

神戸で勤務している池田くんは、このセミナーの案内を見て、わざわざ参加してくれたそうです。それだけでも感激なのに、何が驚いたかといって、彼が学生時代のこと、そして私のことを実によく覚えてくれていたのです。自分でもすっかり忘れていたようなことを懐かしそうに話してくれて、何だか本当に、本当に......ホッとしました(笑)。

今もたいがいですが、当時は未熟で、力不足で、一生懸命ではあっても教える立場として褒められた振る舞いができていたとは到底思えないので、少なくとも池田くんの中では、そんなに嫌な先生ではなかったのだなということに心底ホッとして、卒業後10年以上たってから、こんなに嬉しいご褒美がもらえる幸せを噛みしめました。何より、産関育ちの卒業生が立派に成長して、しっかり社会を支えている姿に触れられるのは、この上ない喜びでした。

池田くんとの話は尽きず(10分しか休憩がないのに)、同期生の近況も色々と聞いたのですが、私もよく覚えているMくんが今、新聞記者として活躍していると知ってビックリ!どうしても学生時代のMくんの様子と新聞記者がつながらないのです(笑)。なんでも、産関時代のレポート書きが記事を書くのに非常に役立っているらしいのですが、本当かどうか確かめたいので、Mくん、これを読んだら是非ご一報ください!

その他にも、このサイトや私たち教員のサイトを見てくれている卒業生も多いと聞きます。何かの折には、気軽に連絡してくださいね。キャンパスの様子もかなり変わっていますので、見学を兼ねてのホームカミングも大歓迎です。たまには顔を見せに来てください。

池田くん、本当にどうもありがとう、お疲れ様でした。またゆっくりお話しできる機会を心待ちにしています。

新入生歓迎合宿が実施されました

2013-05-06
教員コラム 投稿者:【浦坂】


GW前半の4月29日(月)、30日(火)の2日間にわたって、恒例の新入生歓迎合宿が実施されました。絶好の行楽日和となった合宿初日、今出川キャンパスから2台の観光バスで向かった先は同志社びわこリトリートセンター。新入生、世話役の3年生、教員8名が参加して、15時からプログラムが始まりました。

今回の合宿では名札が用意され、お互いの名前がよく分かるようになりました。加えて、今年の新入生は女子が多く、男女比がほぼ半々になったせいもあるのか、雰囲気が明るく華やかで、心なしかお行儀もいいような感じでした(この印象は夕食時に若干覆されることになりますが)。

最初のプログラムは確か「猛獣狩り」(うろ覚え)。
私たち教員が動物の名前、例えば「しろくま」と叫んだら、その文字数と同じ人数でグループを作り(「しろくま」の場合は4人1組のグループを作る)、そのグループで自己紹介をしたりするアイスブレイク用のゲームです。先生によっては、恐竜の名前とか、10文字以上の動物の名前を叫ばれた方もいらっしゃって、うまくグループに入れなかった人には簡単な罰ゲームもありました。

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その次は、8つのチームに分かれての対抗戦で、チームメンバーに共通する要因をできるだけ沢山挙げるというゲームをしました。これは私たち教員チームも参加しましたが、全員教員とか、全員髪の毛を染めていないとか、全員昭和生まれとか、全員性格が悪いとか、全員体力の衰えを感じているとか、なんだかな~という項目しか思い浮かばず......。しかし、新入生チームは多いところで50以上の項目を列記していたようで、さらに輪をかけてなんだかな~という要因ばかり挙げられていたのでしょう。多分、全員人間とか(笑)。

続いて、利き酒ならぬ、利きコーラ、利き茶、利きポテチをしました。利きコーラだったら、コカコーラ、コカコーラゼロ、ペプシコーラ、(なぜか)ファンタグレープの4種類を飲んで当てるというゲームです。これまた教員チームも参加しましたが、かなり善戦したものの、あと一歩のところで3位入賞には及ばず。しかし、新入生チームの利きポテチの強いことといったら驚異的なスピードでした。もう大人ですからね、ポテチばかり食べていてはいけません。

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その後、ビュッフェ形式に夕食会に突入していきましたが、期待に違わず「おいしすぎる食事」は健在でした。今年の新入生は、ここで各チームで5分程度の出し物をしなければなりません。採点を仰せつかった教員としては、もちろん真剣に審査していたのですが、新入生側のテンションの高さに比して、どうにも置いていかれている感が強く......。こういうときにAKB48とか踊ってもらえると分かりやすくていいですねっ!結果、激しくゴールデンボンバー(これも分かる)を踊ったチームが優勝していました。

ということで、皆、存分にお腹を満たし、発散しまくって、寒さをものともせず(昼間と打って変わってびわこの夜は冷え込みます)、楽しい合宿の夜が更けていったのでした。翌朝はおとなしく朝食をとって、またバスに揺られて今出川キャンパスに戻ってきました。

お世話をしてくれた3年生の皆さん、お疲れ様でした。写真を提供してくださった冨田先生、ありがとうございました。新入生の皆さん、これからの大学生活を仲間と共に充実したものにし、来年は是非とも世話役としてお手伝いしてくださいね。

2012年度卒業式が行われました

2013-03-21
諸事連絡 投稿者:【浦坂】


桜の花もほころび始めた3月21日(木)、10時より栄光館で卒業式が行われ、79名に学士、4名に修士の学位が授与されました。現在の産業関係学科のパンフレットやWEBサイトには、この学年の皆さんが数多く登場してくれています。充実した4年間の学びが、これから始まる社会人としての歩みの原動力になることを信じて、心からのエールと共に送り出したいと思います。

また、2006年度から、産業関係学科の専門科目(必修・選択Ⅰ)の成績が特に優秀だった卒業生(上位3名)を「産関賞」として表彰しており、卒業式後の学科による学位記授与の席で発表し、その努力を讃え、記念品を贈呈しています。栄えある2012年度の受賞者は、以下の通りです。

最優秀 谷口浩成さん(寺井ゼミ)
優秀  緒方翔平さん(寺井ゼミ) 榎本早貴さん(三山ゼミ)

3名の受賞者にクリスタル製のメダル(金・銀・銅)が授与されました。
さらに、首席卒業生の谷口さんには、副賞としてウォーターマンのボールペンが贈られました。

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加えて、2009年度より最優秀卒業論文も表彰しています。
1月21日(月)に行われた卒業論文の口頭試問を経て各ゼミから優秀卒業論文を選出し、それらを厳正に審査した結果、最優秀卒業論文1編、優秀卒業論文2編(今年度より)を決定しました。栄えある2012年度の受賞者は、以下の通りです。

最優秀卒業論文 林直輝さん(阿形ゼミ)
標題「電力供給と経済性-原子力を経済的に代替できるか-」

優秀卒業論文 牧野優さん(浦坂ゼミ)
標題「介護職員の専門性の向上と能力開発」

優秀卒業論文 中井里衣子さん(三山ゼミ)
標題「ジェンダーギャップの小さい社会の実現に向けて」

3名の受賞者にもメダル(金・銀)が授与され、林さんには、副賞としてウォーターマンのボールペンが贈られました。

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なお、2012年度は2名の卒業生が副専攻を修めたことが紹介されました。
修了生は以下の通りです。

山﨑謙吾さん(社会心理)
中井里衣子さん(メディア学)

皆さん、本当におめでとうございます。
受賞、修了を誇りとし、これからますます大きく羽ばたいてくれることを、心から願っています。

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こぼれ話:
なぜ、産関賞、最優秀卒業論文の副賞が「ペン」なのか?
是非、映画『ビューティフル・マインド』(2001年)を観てください。

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