from SANKANアーカイブ
グローバル・インドのいま
2014-10-01
諸事連絡 投稿者:【浦坂】
先日,卒業生が研究室を訪ねてくれました。1998年度生の山本達也くん,私の入社(入学)同期であり,ゼミ3期生でもあります。学部時代からユニークで,卒業論文も産関からは外れたテーマ設定だったので,手に負えなくなった私は,他大学の友人に指導を助けてもらったりしたこともありました。
卒業後は,社会学を深めたいということで京都大学大学院に進学。たま~に連絡をくれたり,偶然顔を合わせたり,何かの折に広島土産のもみじまんじゅうを持って来てくれたりしたこともありましたっけ。その後,まともに話をしたのは,確か博士論文を届けてくれたとき。テーマは「伝統/現代を生きるディアスポラ-北インド・ダラムサラのチベット難民舞踊集団TIPAを事例に-」。う~む,理解不能(笑)。でも,色々と話してくれる様子から,研究生活がとても充実していることがよく分かりました。
それからまた数年間音沙汰がなく,どうしているのかなと思っていたのですが(フィールドワークなどで飛び回っていたとか),今も変わらず京都大学で研究を続けているそうです。今回,一般向けの公開講演会・シンポジウムを広く告知してほしいということでしたので,ここでも紹介させていただきますね。詳しくは,以下のチラシ,リンクを参考にしてください。
インドか......。そういえば,卒業前にインドに行ってその魅力にはまってしまい(帰国してからも激しくお腹を壊していたというのに),卒業式を欠席してまでインドに出かけたゼミ生がいました(Mさん元気かな)。私はインドには行ったことがありませんが,最近立て続けにインド映画を観まして(「マダム・イン・ニューヨーク」と「めぐり逢わせのお弁当」),すごく前向きなパワーを感じました。ストーリーもそうですが,国そのものの勢いが画面から溢れているような気がして......。今度は「聖者たちの食卓」を観るつもりです。
【人間文化研究機構 第25回公開講演会・シンポジウム】
「グローバル・インドのいま―経済発展と民主政治」
ゼミ合宿の風景
2014-09-23
教員コラム 投稿者:【浦坂】
夏休みに合宿をするゼミは多いですが,我がゼミもかれこれ15年近く,少なくとも1998年度生くらいからは何らかの合宿を行ってきました。今年度も9/21(日),22(月)の1泊2日で同志社びわこリトリートセンターに行ってきましたので,大学生のゼミ合宿というのがどういった感じなのか,少しだけご紹介します(もしかしたら,我がゼミは若干規格外かもしれませんが)。
初日は12時過ぎにJR北小松駅に集合し,送迎車でリトリートセンターへ。前日から合宿入りしていた阿形ゼミや,社会福祉学科の空閑ゼミの皆さんともお会いしました。割と日程がかぶることが多いんですよね。13時から報告開始。我がゼミは,3年生も4年生もそれぞれが独自の研究テーマを設定し,年末までに論文(4年生の場合は卒論)を1本仕上げることを課題にしています。秋学期に入ると直ぐに調査等で動かなければなりませんので,その準備がどこまで進んでいるか,進捗状況を把握し,夏休みで緩みがちなネジを締め直すのが合宿の目的です。
今回は,報告者が10名予定されていましたので,1人当たり40分の配分で,初日に6名,2日目に4名の報告をスケジューリングしました。また,ゲストコメンテーターとして,下関市大の森山先生,産関院OGの吉見さん,浦坂ゼミOBの金田さんも参加してくださり,いつになく引き締まった雰囲気で報告が始まりました。それぞれのテーマは,といいますと......。
- 在中日系企業の人的資源の現地化問題-留学生リソースの活用に向けて-
- 地方自治体の非正規職員の現状とその解決策
- アニメーターの労働環境
- 採用業務のプランニング部分におけるアウトソーシングの功罪
- 企業の新たな転勤施策について-女性のキャリア形成継続のために-
- 正社員が深夜介護を担う際の企業・政府の対応はどうあるべきか
- 企業とメンタルヘルスの重要性
- ヘッドハンティングのシステム構造とその問題点
- 移民は日本にとって有益なのか-介護の面から考える-
- 努力に対する信頼感を醸成する要因
研究素材としては,鮮度が高かったり,まさに今関心が寄せられていたりするようなものもありますが,これをどう自分なりに料理するか,多くの問題点が明らかになりました。
晩御飯は恒例のバーベキュー。リトリートセンターの美味しすぎる食事の中でもバーベキューは格別です。新入生歓迎合宿では,バーベキューは物理的に不可能なので,このゼミ合宿ではバーベキュー以外のメニューは考えられず,今回も当初予定していた日程ではバーベキューが満席だったので,わざわざ日程変更したくらいです。
ただ,今回はお天気には恵まれていたのですが,異様に風が強く(台風とかではなかったのですが),寒さに震えながらのバーベキューになってしまいました。ちょっと残念。でも,本当に美味しかったです。
食事後は,適宜お風呂に入ったりしながら,20時頃から和室に集合して"ウタゲ"が始まります。かつてはそこで「(ヒドイ報告をした学生を個別指導する)愛の説教部屋」が開かれたこともありましたが(笑),今回はピカチュウのUNOとトランプを持っていってしまったので,熾烈な勝負が夜中まで繰り広げられておりました。しかし,私に対しても容赦がなかったですよね,ゼミ生の皆さん。いやあ,ホント今後もゼミがた・の・し・みです。
ちなみに,罰ゲームは,秋学期初回ゼミでの報告,ということで(笑)。
翌朝は,やはり美味しすぎるバイキングを「朝からそんなに食べるわけ?」というくらい食べて,再び報告開始。無事に全員の報告を終えることができました。昼御飯は,これまた近年恒例のカツカレーで,これまた美味しいのです。ただ,今回は4名の欠席者がいたので,カツカレーが4皿余っていたのですが,気が付いたら全部なくなっていた......。いえ,食事は全部食べるのが当たり前なのですが,カツカレー4皿,誰の胃袋に消えたんだ???すごいですね,大学生男子の食欲。お腹を壊していないことを祈ります。
ということで,再びJRに乗り,京都まで一緒に戻ってきました。帰り際に,SA(スチューデント・アシスタント)に調査の相談をしたり,9月中にもう一度研究室に行きたいんですけれど......という話があったり,いよいよ秋学期に向けてスイッチが入ったようで,今年も良い合宿になったなとホッとしています。大人しかった3年生もようやく馴染んできました。ゼミも一朝一夕には作り上げられないのだな,と。卒業生や上級生の力を借りながら,これからが本番です。
論文提出まで3ヶ月,気持ちをしっかり持って駆け抜けましょう。
秋学期の開始です!
嘱託講師の先生方を交えての懇親会
2014-07-26
教員コラム 投稿者:【浦坂】
春学期の授業がほぼ全て終わった7/25(金)の夕刻から,恒例の嘱託講師の先生方を交えての懇親会(ま,私たちの春学期打ち上げ&暑気払いです)が行われました。学期末の多忙を極める時期ということもあり,全員にご参加いただくことは叶わなかったのですが,それでも5名の嘱託講師の先生方に学科スタッフ7名を加えて12名の賑やかな宴となりました(スマホで撮った写真が暗くてブレていてすみません)。
とにかく酷暑の1日でしたので,まずは冷たい飲み物で乾杯した後,「サイドディッシュ」のスペイン料理に舌鼓を打ちながら,「メインディッシュ」はもちろん学生の皆さんのあれこれ(笑)。「この子はFYSは先生のクラスですよね?」「私の授業でもよくできるほうですよ」「えっ,先生の授業ではそんな感じなんですか?」「あの子は目立ちますし,リーダーシップもありますね」「最近欠席が続いて心配しています」などなど,自分の授業やゼミだけでは知り得なかった学生の皆さんの姿に触れることができ,とても有意義でした。何よりも,嘱託講師の先生方が,本当に受け持ちの学生のことをよく見てくださっていて,きめ細やかにフォローしてくださっていることを実感し,頭が下がる思いでした。これからも先生方とは密接に連携を取りながら,より良い教育を目指していければと思っています。
それにしても,この日は朝から3年生の実習が2コマあり(ギリギリまでレポート採点に忙殺されていた先生もいらっしゃったとか),3講時は1年生のFYSでレポート返却やら,夏休みの課題提示やらがあって,学科スタッフ一同ぐったりだったはずなのですが,その疲れも吹き飛ぶような楽しいひと時でした。この懇親会は,私の記憶に間違いがなければ2012年度から始まって年1回ペースで実施し,今回が3回目だったと思うのですが,次は秋学期末にも行えたらいいなと期待しています。寺井先生,前向きにご検討ください!
それから,安田先生,富澤先生,小淵先生,今度は女子会などいかがですか?すごくパワフルな女子会になりそうで(笑)楽しみです。表先生,平野先生も是非続けてお運びください。本当にお忙しいところご参加いただきありがとうございました。いつもお世話になり心よりお礼申し上げますとともに,今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
いよいよ夏休み,解放感がありますね。充実した夏休みになりますように。秋学期に一回り成長した元気な顔が見られることを期待しています。
祇園祭も天神祭もいつの間にか終わっていましたが,私(たち?)はこれから採点の祭典......ああ,夏休みはまだ遠い。