授業紹介

SANKANでどう学ぶ?

SANKANの特徴を一言でいえば「少人数教育」と「現場主義」。
学生同士や教員との距離が近く、お互いに切磋琢磨できる環境があります。
1年次から4年次まで、社会や産業の現場と関わりながら学びを深めていく仕組みが
整備されています。

1st stage ファーストイヤーセミナー/産業関係基礎論

活発なディスカッションやグループワークを通して、
広い視野と伝える力が身につく。

1年次生 藤井 菜摘さん 広島県・広島大学附属高等学校出身
藤井 菜摘さん
春学期に受講する「FYS(ファーストイヤーセミナー)」では、産業関係学の基礎を学びながら、個人やグループワークでレポートやスライドを作成。それらを用いてプレゼンテーションを実施し、意見交換を行いました。産業関係学科の学生はとても意欲的で、ディスカッションも活発です。意見する人もされる人も双方が自身の考えを見つめ、深めることができるため、広い視野や考察力を養うことができました。担当の先生がディスカッション後にくださるアドバイスは非常に鋭い視点で、新たな気付きを得ることができ、授業の度に知識が増えていくことに面白さを感じました。
秋学期の「産業関係基礎論」では、先生方それぞれが考える産業関係学について理解を深め、レポートを提出します。毎回のレポート課題は大変ですが、感じたことを自分の言葉で表現する力を大きく伸ばす貴重な機会になっていると感じます。
FYS/産業関係基礎論の授業では、関連資料や書籍、新聞記事に触れる機会が多く、必要な情報を抜き出し、正しく理解し自分なりに解釈することが求められます。初めの頃は難しかったですが、取り組むうちに情報を適切に読み取ることができるようになりました。

2nd stage 産業関係文献演習

話し合いの中で理解を深め、興味のあるテーマで8,000字に挑む。

2年次生 山崎 礼人さん 山形県・酒田東高等学校出身
山崎 礼人さん
春学期は「事例調査の方法的・理論的課題」という文献を少しずつ読み進めていき、15人ほどのクラスで分からなかったところを共有しながら理解を深めました。初めの頃は文献の内容や文章が難しく感じましたが、授業内で不明点を共有し合うことで、楽しみながら順を追って理解することができました。この授業で得た知識は、他の産業関係学科の授業とも結びつくので、産業関係論などの授業でも生かされました。春学期の最後にはレポートで分かったことと分からなかったこと、その解決策をまとめました。
秋学期からは、自分自身で興味のある研究テーマを決め、関連文献を読んで8000字の論文を書きます。私は公務員や教員といった公的機関の労働に興味があるため、「公務員の裁量権拡大」をテーマに取り組む予定です。ボリュームの大きい論文作成には不安もありますが、この経験はきっと卒論執筆にも生きてくると思います。春学期のディスカッションやレポート作成で培った、「分からないことをどう解決するかを考える力=課題解決能力」を生かして、満足のいく論文にまとめたいです。

3rd stage(A side) 産業関係実習

労使関係について国際的な目線で比較し、読み解く力が身についた。

3年次生 金 聖洙さん 韓国出身
金 聖洙さん
担当教員や学外講師が、世界各国の労使関係について、その実情を語ってくださいます。講義内容を踏まえて学生同士のグループで話し合い、発表をして意見交換。最終的にはレポートにまとめます。学生が自分たち主導で動きながら、テーマについて話し合えるところがこの授業の魅力。発言力やプレゼンテーション能力が身についたと感じています。企業の人事担当者や労働組合役員等、実務を行っている多様なゲストスピーカーからお話しを聞くことができ、最新の実情について知ることができるのもとても面白かったです。
海外の労使関係や人事制度について学んだことで、日本と海外の違いや、欧米の中でも国による違いがあることを知りました。私は韓国出身ですが、韓国と日本は年功序列な人事制度自体は似ているものの、日本は韓国ほど歳の差を感じないように思います。韓国は徴兵制があるため、上下関係が強く残っているのでしょう。国や文化の違いから比較することで、国際的かつ比較的な視点から労使関係について考えることができました。

3rd stage(B side) 産業調査実習

明らかにしたい課題を掲げて、企業に調査を依頼。
調査計画から論文作成までを一貫して行う。

3年次生 新谷 凌平さん 愛知県・東海高等学校出身
新谷 凌平さん
産業調査実習は1年間かけて、自ら調査して一本の論文を書き上げる授業です。春学期は調査の基礎と方法を学び、過去に先輩方が書かれた報告書の批判的検討を行います。その後、グループに分かれ、個別の研究計画を練り始めます。先行研究の読み込みと考察を経て、自らが明らかにしたい課題を設定します。
夏休みから秋学期にかけては、調査項目を確定させ、実際に企業で働いている方に依頼を開始。アポイントメントが取れた企業に伺い、調査を実行して考察を行います。その後、調査対象者のチェックを経て、調査報告会で発表し、報告書をまとめます。
私のテーマは「路線バス運転士の人手不足」。週1回の調査実習以外の時間も使って先行研究と照らし合わせて考察したり、調査で分からなかった点を洗い出して追調査を行ったりしました。計画通りに進めるのは難しいですが、自分の好きなことをテーマに設定できるので楽しく取り組めています。試行錯誤しながら目の前の課題に挑んでいくことで、研究のプロセスが徐々に身についてきました。また、他のテーマで研究している仲間とアドバイスし合うことで新たな視点が得られ、互いに刺激を受けています。

Final stage 産業関係学演習Ⅰ~Ⅳ(ゼミ)

「問いを追求し続ける楽しさ」を実感。
論理的思考力を活かして卒業論文をまとめる。

4年次生 中 慎也さん 大阪府・岸和田高等学校出身
中 慎也さん
私が所属する阿形ゼミでは、3年次には文献を講読した上で感じた疑問や意見を発表し、ゼミ内で議論しました。若者の学歴格差などの社会問題に真剣に向き合い、各々の考えを共有できるのは非常に価値のある機会でした。秋学期には、並行して学生研究報告会に向けての研究にも取り組みます。私のゼミでは「アルバイトの人事考課について」をテーマに、アルバイトの現場を知るために何社も調査依頼をかけました。学生時代からアポイントメントの取り方やヒアリングを経験できたことは大変為になりました。
学生研究報告会は3年次の1月頃で、就職活動も始まる忙しい時期。授業外に集まって準備をする必要もあり、ゼミ長としてメンバーをまとめるのは大変でしたが、協力的なメンバーに支えられ2位という成績を修めることができました。チームとしてやり遂げる経験は社会に出ても生かせると思いますし、なにより「問いを追求する楽しさ」を実感できたことが一番の収穫でした。
4年次から1年かけて卒業論文を執筆。教授や他のゼミ生とも意見交換を行いながら、これまでに培った文章力や論理的思考力を活かして「問い」を卒業論文に仕上げます。
※ 2021年5月までに取材した内容をもとに掲載しています。