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from SANKANアーカイブ

卒業生の襲来月間(7/21追記あり)

2015-06-30
教員コラム 投稿者:【浦坂】


この一か月ほどの間に、懐かしい顔ぶれに次々に会うことができました。重なる時は重なるものだなと驚いています。

一人目は長藤沙耶さん。2004年度の調査実習の受講生で、帰省した際に寄ってくれました。彼女はドイツへの留学経験があり、調査実習での研究テーマはその経験を活かした「京都市内保育所・幼稚園における外国籍児保育の実態」。「ダイバーシティ」という、今ではよく使われている(でも当時は耳慣れなかった)キーワードを意識したのは、長藤さんの研究がきっかけだったような気がします。卒業してから、ゲストスピーカーとして後輩に話をしに来てくれたこともありました。少しスリムになったのかな?と心配したのですが、先ごろご結婚されておめでただとか!でも、しっかりランチを食べて、デザートのケーキまで完食していたのできっと大丈夫でしょう(笑)。彼女の第二ステージが楽しみです。

二人目は得能明日香さん。私のゼミ生で、ちょっとした集まりに顔を出してくれて4年ぶりの再会でした。彼女は2005年度の調査実習で工業高校の生徒さんにアンケート調査を実施したこともあって、その流れで卒論のテーマとして取り上げたのが「ポリテクカレッジ(職業能力開発大学校)」。「ポリテクカレッジ」なるものを意識したのは、やはり得能さんの研究がきっかけだったなと、たまたま「ポリテクカレッジ」の横を通ったりした時には懐かしく思い出したりしています。今は不動産会社勤務で、ある程度キャリアも積み重ねてきており、仕事の面でも充実ぶりもうかがえました。より一層キャラも際立ってきたかもしれません(笑)。

三人目は宮崎常くん。彼も私のゼミ生で、地元熊本でマスメディアに勤務しています。学会で大分に行った際に会って以来なので、ほぼ9年ぶりの再会でした。実は昨年も私が不在の折に研究室を訪ねてくれたらしく、その時は名刺だけを残していったので、「必ず事前にアポを入れるように」と厳命していたのですが、今回も懲りずにアポなし訪問。無事に会えてよかったです。彼の研究テーマは全く記憶にないのですが(笑)、体格がいいので、産関の大学院を作る際のパンフレットのモデルとして、撮影のために京都駅の階段を駆け上がってもらったという思い出があります。後姿でしたけどね。当時からコミュニケーション能力というか対人能力は際立っていましたが、さらに色んな意味で立派になっていて感無量でした。

IMG_0707_1.jpg (50891)

最後は後藤大介くん。彼も私のゼミ生で宮崎くんとは同期。このサイトの学科紹介ムービーに「2004年度卒業メーカー勤務」として登場しています。また、3/18のエントリーで紹介した小田切くんと一緒に学会報告をした相棒でもあります。5年ほど北京に駐在していて、このほどバンコクに転勤になったとのことで、その合間のわずか1週間の帰国中に、何と子連れ(2歳)で寄ってくれました。「これがグローバル人材か......おまけにイクメン(笑)」と感心することしきり。今や英語、中国語を駆使するトリリンガルとか。学生の頃から余りにも物事を要領よくこなすので、「地道にコツコツやらないと、いつか足元をすくわれる」と心配していたのですが、いつまでたっても足元をすくわれる気配がありません。それだけ陰で大変な努力をしているのでしょう。

つむじ風のような卒業生の襲来で、色々と予定が狂ったり、仕事が滞ったりする場合もあるわけですが、「嬉しい無理」というのは確かにあるなと辻褄合わせに腐心する私です。
でも、できれば余裕を持ってアポを入れてくれると助かります。
それが難しかったらもういい、ダメもとで襲来してください(笑)。
無理矢理でもいいから顔を見せに来てほしい!
産業関係学科はいつでも卒業生の皆さんのHome Comingをお待ちしております。

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(7/28追記)

前回のエントリーから一か月も経たないうちに、さらに二人の卒業生と再会しました。この二人が二人とも宮崎くん、後藤くん、小田切くんと同期のゼミ生だったので、てっきり示し合わせてのことだと思ったのですが、全くの偶然だったらしく......信じられない、そんなこともあるのですね。

通算して五人目は立野良人くん。土曜日の午後、突然研究室を訪ねてくれたのですが、ドアを開けた途端「立野くん!」とすんなり名前が出てきたくらい学生時代のままでした。渓水館に引っ越してきた当初、その頃お付き合いしていた彼女(今の奥様)と一緒に来てくれたことがあったのですが、それでも下手したら10年近くぶりの再会です。過去に何度か寄ってくれたことがあったそうで、不在にしていてごめんなさいね。体育会系の裏表のない素直な人柄も全く変わっておらず、そこに社会人としての落ち着きが加わっていたのには目を瞠りました。自動車メーカーでの実直な仕事ぶりも聞いていて興味深く、「ここでがんばっていこう」と思える職場に恵まれて本当に良かったな、と。お土産の酒饅頭も大変美味しくいただきましたが、そのうち新車を献上してくれることを期待しておりますよ、立野くん!(笑)

六人目は石橋恵さん。立野くんと再会した日に携帯に着信があったので、とても偶然とは思えませんでした。彼女は以前ゲストスピーカーを引き受けてくれた際に、ここで紹介したこともあります。それでも4~5年ぶりの再会でした。今は神戸の病院で心理士として勤務しており、仕事が終わってから京都まで来てくれて一緒に食事をしたのですが、人の悩みや苦しみを受け止めて寄り添うという仕事の過酷さを改めて認識させられました。まだ彼女自身が自らの人生を模索している年頃なのに、そこまで背負い込むのは......と重い話が続く中で心配になってきたのですが、仕事は仕事としてきちんと客観視し、色々あるけれど自分の仕事があって、この仕事ができて良かったと言う彼女を見て、ああ若くてもプロなんだな、と。学生と先生という関係を超えて、女性同士という感じで話せたのも本当に嬉しかったです。

学びのコラボ

2015-06-13
教員コラム 投稿者:【浦坂】


先ごろ卒業生が著書を送ってくれました。
著者は高橋幸裕くん、思い出深き1998年度生です(私と入社(入学)同期)。
この学年は比較的進学者が多く、彼もその一人でした。
ゼミ生だったわけでも、調査実習の履修生だったわけでもなかったのですが、1年生の「産業関係基礎論」からのお付き合いで今に至ります。もう15年以上になるんですね。

博士論文をまとめたという著書のタイトル(『介護職の職業的発展課題と専門能力』帝塚山大学出版会)を見て、ああこういうのも「学びのコラボ」だな、と思いました。6/8のエントリーで学部パンフのことを書きましたが、そこで強調したかったのがまさに「学びのコラボ」だったからです。産関だから雇用・労働、働くということを探究するというのはその通りですが、何もそこだけにとどまり続ける必要もないし、深めれば深めるほどとどまってはいられないという状況になってきます。

産関と福祉のフィールドは、かなり密接に関連しています。同じ学部内に社会福祉学科があることは実に恵まれています。授業を履修することもできるし、専門の先生方に指導を受けることも可能です。その他の学科、学部についても全く同じです。学びのフィールドを自ら限定してしまうことなく、総合大学で学ぶメリットを最大限活かして、充実した取り組みをしてほしいものです。

高橋くん、ご出版おめでとう。
ご研究のさらなる発展を期待しています。

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学科ホームページ更新

2015-06-13
諸事連絡 投稿者:【浦坂】


毎年春の定期更新(学生研究報告会、産関賞、最優秀卒業論文、受験生の皆様へ、進路・就職実績、修士・博士取得者など)のうち、最後まで残されていた進路・就職実績を最新のデータに更新いたしましたのでご覧ください。

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新町カフェテリアの特等席から見た新緑のイロハモミジ。
梅雨の晴れ間の光に瑞々しく映えてとても綺麗です。
紅葉していないモミジもこんなに美しいんだなと毎年この季節を楽しんでいます。

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イロハモミジの後ろのほうに紫陽花が咲いている(写りこんでいる)のを発見。
日焼けを気にしながら撮影しに行きました。
こちらは雨が恋しそうです。

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