冨田 安信 教授

冨田 安信 教授 男性は子どもがいるかどうかは出世に関係しません。でも、女性は...

結婚すること、子どもが生まれることが女性の昇進にどのような影響を与えるのかが知りたくて、働いている男女3,000 人にアンケート調査を行いました。子どものいる女性より、子どものいない女性のほうが昇進しています。

労働時間に注目してみました。最も残業の多い月の残業時間をみると、子どものいる女性は16 時間なのに、子どものいない女性は44 時間、3倍も違います。子どものいる女性の多くは、(男性と同じように?)長時間残業することができないので昇進できないことがわかります。長時間労働という働き方を見直さないと、職場で活躍できる女性はなかなか増えていかないでしょう。結婚についてみると、男女とも、結婚していない人より、結婚している人のほうが昇進しているという結果が得られました。なぜでしょうか。こうした新しい不思議に出会うことが、次の研究につながっていきます。

とみた やすのぶ
男女雇用機会均等法が施行された1986 年頃から、「女性が働くこと」について経済学の視点から研究。近年は、女性だけでなく、若者、高齢者など、多様な人々が活躍できる職場づくりについて探求している。

受験生へのメッセージ

社会学部が誕生した2005年、二十年あまり勤めた公立大学の経済学部を辞め、同志社大学に移ってきました。この産業関係学科に来たのは知的刺激を求めてです。私の専門は労働経済学という分野で、「働くということ」を経済学で考えています。もちろん、「働くということ」を研究しているのは経済学だけではありません。この産業関係学科には、「働くということ」を研究している社会学、経営学、法律学などさまざまな専門分野の先生がいます。そうした先生方との議論を通して、「働くということ」を総合的に考えてみたいと思い、この産業関係学科に移ってきました。

移るにあたって、気がかりなことが一つありました。私立大学の文系学部では、大教室で数百人の学生を相手に授業をし、ゼミも一学年20-30人いて、きめ細かな学生の指導ができないのではないかということでした。でも、産業関係学科は先生8人、学生も一学年80人の小世帯であると聞き、安心しました。それなら、ゼミも一学年10人で、学生と仲良くなれそうです。そして、試験で数百枚の答案用紙を採点しなくてよいこともわかりホッとしました。高校生のみなさん、産業関係学科はおすすめです。


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