石田 光男 教授

石田 光男 教授 グローバル経営の人事管理どうします? あなたの出番です。

日本の大企業の従業員数を尋ねてみて下さい。国内では6万人ですが、海外子会社を含めますと35万人です、というような答えが返ってきます。そうすると企業は6万人だけではなくて、35万人の採用、異動、教育訓練、賃金の仕組みを必要としています。

日本は人口減少、少子高齢化が急速に進行しています。さらに、中進国の追い上げが強まっています。企業は販売網も生産拠点も研究開発拠点も世界中の適地に構築しなくては生き残れない時代に入りました。

6万人ではなくて35万人の人事管理をどうすべきか、これが私の研究テーマです。日本賃金論から世界賃金論へ、ということです。欧米企業は日本企業よりこの点で半歩前を進んでいます。この分野で日本の持ち味をどのように出したらよいのか。おそらくあなた方の多くが社会の実務者になり、このテーマに答えを出す役回りになると思います。夢多き仕事ではありませんか。

いしだ みつお
労使関係や人事制度について日本と諸外国の国際比較の研究に従事。最近はトヨタとフォルクス・ワーゲンの工場の品質管理や能率管理の比較研究に従事。現在は上記のようなグローバル人的資源管理の研究に着手している。

受験生へのメッセージ

受験生・在学生をふくめて若い人々に。人間は単に、生きるのではなくて、「よりよく生きる」ことを目指してしまう存在です。夢や希望がないと生きられない存在です。しかし、夢や希望は「たやすく叶えられない」、あるいは「よほどのことがない限り叶えられない」のが夢や希望の本質かもしれません。だから、夢や希望を掲げて生きるということは、自信喪失や絶望に悩まされて生きるという生き方を余儀なくされる人間の「せつなさ」を覚悟しなくてはなりません。

だからこそ、くじけず力強く生きたい、元気に生きたい、自分らしく生きたい、私もそう思います。どうしたら、そうなれるのでしょうか。それを学ぶのが本当の「学び」だと思います。私も答えがないのですが、また、話しがとぶように聞こえるかもしれませんが、「あたりまえのこと」を「きちんとする」ということが大切のように思います。「平凡」に徹することです。かっこうよく言うと「平凡の非凡」をわかるということです。

受験生なら「英語のわからない単語はしっかり辞書を引いて確認する、確認したら線を引く、例文をノートに書いてみる、それを味わう」という平凡なことをやれるということが英語を好きになり、英語が美しい言語だということがわかることにつながります。地味なことが夢にあふれているではありませんか。受験勉強が個性を殺すというのは俗説で過ちです。「平凡なこと」に徹したとき「非凡」のドアがかすかに開くのです。それが先人の教えてくれている智恵なのです。


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