卒業生ゲストスピーカーを迎えて

卒業生ゲストスピーカーを迎えて

2009-12-23

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 12/18(金)の産業関係基礎論に、2名の卒業生がゲストスピーカーとして来てくれました。堀内映志さんと石橋恵さんです。
 堀内さんは、1998年度生で松村彰ゼミのご出身。卒業後、総合政策科学研究科に進学して博士前期課程を修了し、人事コンサルティング会社に就職されました。そこで給与評価制度、労務管理体制、採用などのコンサルタントとして活躍した後、今の職場に転職。現在は、広告代理店のマーケティングリサーチのデータ集計、解析に従事されています。
 石橋さんは、2000年度生で私のゼミ生でした。卒業後、専門学校でさらに学んで社会福祉士と精神保健福祉士の資格を取得。総合病院での医療福祉士としての勤務を経て、現在は教育系大学院の博士前期課程で臨床心理学を修める大学院生です。
 堀内さん、石橋さん共に、私にとっては本当に思い出深い学生さんです。
 堀内さんは、彼が入学した1998年に私も同志社に着任したという同期生であり、初めて「産業調査実習」という科目を担当したときの5名の受講生のうちの一人でした。5名それぞれが全く異なる調査を手がけ、それをアシスタントなしに私一人で指導(?)するという、今思えば無茶苦茶な体制でした。指導どころか、私も含めて6名が団子状態で悪戦苦闘したのが、つい昨日のことのようです。
 当時の堀内さんのテーマは「ベンチャー企業の株式発行と新しい人事制度」。彼の作成した調査票は、今見ても実に美しく洗練されていて、こういう緻密な作業を3年生の時点でできていたのだなと感じ入ります。その後の彼のキャリアを眺めたとき、その頃から芽生えていた強みや問題関心が存分に生かせる道を歩んでいることを改めて気付かされました。この先、いつかは自分でビジネスを......と語ってくれていましたが、その夢が叶う日を楽しみに待ちたいと思います。
 石橋さんは、産関生なのに福祉に関心があって、在学中からひたむきに福祉の勉強を続けていました。現在のカリキュラムであれば、十分に社会福祉学の副専攻を修めることができたはずですが、当時は自主的に勉強するより他ありません。彼女がお世話になっていた福祉の先生に、何かの折に「すみません、ウチのゼミ生がご迷惑をおかけして」とお詫びしたところ、「一緒に育ててあげましょう」と返してくださったことが今でも忘れられません。ああ、学科の壁、学問の壁というのは、学ぶ気持ちさえあればいくらでも低くできるんだなと思ったものです。
 彼女のその後は、なかなかに大変だったと聞いています。福祉の現場の厳しさは、知識としては分かっていても、想像を絶するものだったようですが、その経験の一つ一つが、今の凛とした彼女を形作っているのでしょう。卒業後5年が経過し、語るべき言葉を持った大人の彼女にとって、教室はもうすっかりそぐわない場所になっていましたね。
 こういうときに、普段そういうことを考えるのは固く封印しているというのに、ついつい長く生きてきたんだな、年月を重ねたんだなと痛感します。まだまだ子供っぽかった学生さんたちが、いつの間にか大空に羽ばたいて行ったのを、下から見上げているような感じがして、それはそれで悪くない......というよりも、思わず頬が緩むような、本当に嬉しいひとときでした。


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