同志社大学

教員メッセージ

浦坂 純子教授

産関50周年に よせて

浦坂 純子教授

1969年大阪府生。大阪市立大学大学院経済学研究科後期博士課程修了。1998年同志社大学文学部社会学科産業関係学専攻専任講師(着任)。2011年より現職。主な担当科目は「産業調査統計論(1)・(2)」「産業調査実習Ⅰ・Ⅱ」。

 産関50周年おめでとうございます。この記念すべき節目の年を、教員の一人としてお祝いできることを何よりも嬉しく存じております。
 振り返れば19年前の初秋、採用面接で初めて今出川キャンパスに足を踏み入れました。早めに到着して、徳照館の1階でウロウロしていたら、階段から下りてこられた石田先生に出くわしました。石田先生も「あっ」という感じで気づいてくださいました。あの時の石田先生と同じくらいの年齢に、もう私はなっているんだということに驚くばかりです。
 その後、2階の会議室で、当時の先生方全員で面接をしていただきました。前任校の面接の際は、通知が届いてから半月近くも緊張し続け、何を話したかも定かではなかったのとは異なり、本当に気持ちよくお話しできたのを覚えています。色々と熱心に聞いてくださった先生方(さすが聞きとりのプロです)のお陰ではあるのですが、「無欲」というのはこんなにも強いものかと。
 もちろん、採用されたいという気持ちはありました。ただ当時は、博論絡みで限界まで追い詰められており、何かこう「絶対」とか「どうしても」というほどの気負いはなかったのも事実です。そんな大した業績もない20代の若者を、見込み違いのリスクを背負って採用してくださったことが、私の研究者としての歩みを大きく変えました。
 数学受験も文系理系の所得比較も、ここでなければ出会えなかったテーマですし、NPOもキャリア教育も、同志社・産関の名前に支えられて積み重ねてくることができました。どこかで誰かに異論を唱えられるかもしれませんが、これまで何人もの思い出深い学生に恵まれて、本当に幸せな教員だなと心の底から感謝しています。
 今後の野望は、100周年のお祝いにレジェンドとしてご招待いただくことです。そこでたっぷりスピーチの時間をいただいて、「50周年は……」という自慢話に花を咲かせるつもりです。その日まで、産関がますます発展し続けますように。

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